【わかりやすく解説】SIerとは?現役SIerが業務内容について解説


こんにちは。すやです。

今や企業にとって、企業×ITは必須と言っても過言ではないでしょう。

これからIT企業を目指している!なんて言葉もたくさん聞こえます。

そこで今回はSIerについて実際に働いている人間から紹介していこうと思います。

これから転職を考えている人や就活生にSIerの働くイメージがついてくれればと思います。

SIerとは?

経済産業省では、「システムインテグレーションサービス」を「情報システム企画から構築、運用までに必要なサービスを一括して提供するもの」[1]と定義している。顧客の依頼に基づき、このようなシステムインテグレーションを一括請負する企業のことを、一般に「システムインテグレータ」と呼称する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/wiki/経済産業省登録システムインテグレータ ウィキペディアより引用

お客様の経営課題や問題をITサービスを使って解決する。

そのためのシステムを丸ごと開発する人たちをSIerと言います。

SIerの種類とは?

大きく分けて3つです。

様々な意見もありますが、私なりの観点で3つにまとめてます。

ユーザー系

親会社の情報システム部門が独立してできた企業。

会社名に親会社の企業名が含まれているのはユーザー系と言って良いでしょう。

<企業名> NTTデータ、野村総合研究所、みずほ情報総合研究所 など

メーカー系

ハードウェアからソフトウェアの開発まで幅広く取り扱う企業。

自社で全てシステム開発に必要なものを開発できる企業です。

よくCM等でみる企業がこれに当たります。

<企業名> IBM、富士通、日立、NEC など

独立系

独自にSI企業として立ち上げた企業です。

<企業名> アクセンチュア、大塚商会、CSK など

SIerの業務種類とは?

企業によって比率が異なりますが、ユーザー系、メーカー系、独立系は以下の業務内容に集約されます。

営業・コンサル

お客様の課題やニーズを汲み取り、新規企画やシステムの提案から受注までを行います。

アプリ開発(業務)

お客様との要件調整、システム設計、開発、試験、リリースまでを担当します。

主にソフトウェアの開発をメインとして業務にあたります。

基盤

お客様との要件調整、システム設計、開発、試験、リリースまでを担当します。

ハードウェア、ミドルウェアの調達、非機能要件(スペック、セキュリティなど)をメインとして業務にあたります。

PMO

プロジェクトの進捗や課題管理をメインとして行う業務です。

開発担当(業務、基盤)からの報告を取りまとめ、お客様へ報告します。

保守

開発したシステムをメンテナンスをメインとして行う業務です。

年代ごとの仕事内容(例:アプリ開発)

新入社員〜3年目

あるプロジェクトに配属し、その雑用的な業務を実施することが多いでしょう。

担当業務よって業務担当であれば、試験や開発(プログラミング)から始まり、

経験を積んだ上で小規模プロジェクトの設計を担当します。

3年目〜5年目

試験、開発はもちろん小規模、中規模の設計を行なっていきます。

場合によってはお客様と要件をヒアリングすることもあります。

また、試験及び開発担当者の進捗/課題管理を行うこともあります。

5〜10年目

中堅社員として、中規模、大規模の設計を行なっていきます。

プロジェクトによっては要件定義から担当することもあります。

10年目〜20年目

グループリーダーもしくはプロジェクトマネージャーとして

チームを率いて要件定義〜リリースまでを担当し、お客様との調整、担当者のアサインを

行なっていきます。

求められるスキルとは?

企業のシステムは一人で作ることはできません。

お客様、開発チームなどのステークホルダーを巻き込みながらシステムを構築していきます。

したがって、開発スキルはもちろんのこと、コミュニケーション能力が必要なスキルと言えるでしょう。

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